クリモトダブルプレス管は、内面平滑、外面波付(ダブル構造)の高密度ポリエチレン波付管です。軽量性と高い偏平剛性に加え、低勾配の管路でも流下性に優れています。
内面平滑
内面がフラットで水の流れがスムーズ。
軽量で運搬や施工が簡単
軽量で運搬や布設が容易で作業効率が良い。
耐圧強度が大きい
波付加工により同じ肉厚のストレート管よりも高い偏平強度があります。
耐薬品性・耐摩耗性に優れている
高密度ポリエチレン製なので、腐食に強く土中の酸・アルカリや広範囲の薬品にも侵されにくく、耐摩耗性にも優れています。
豊富な部品
エルボ、チーズなど専用の継手・部品の品揃えが多数あり排水路の設計、施工が容易です。
有孔管、無孔管の2タイプ
集水、排水と用途にあわせて選べます。
施工方法
掘削
現地盤又は、盛土後良く締め固めた地盤を掘削する場合でも、切取りは土砂 の崩壊に対して安全な勾配にするか、 土留めなどをしてください。 (A)

基床
基礎材料は、圧縮性の少ない砂や、切り込み砂利、単粒度砕石などを使用します。(粘土やシルト、凍土、草木、切株などの有機物を多量に含んだ土砂、又 10cm以上の礫を含んだ土砂は使用しないでください。管の変形友び座屈の原因となります。)
※クサビ状部は、狭い上に施工しづらく空洞や締固め不足が生じ易い箇所です。又、土圧反力が最も大きくなるので、突き棒などで入念に締固めしてください。(B)


基礎工
一層の厚さを20~30cmとして偏圧がかからないように、管両側の裏込高さ が同一になるようにして、ランマー及び振動締固機などで転圧回数を定めて十分締固めをしてください。(C)


埋戻し
現地盤までの埋戻しは現場掘削土を入れ、(不良土は除く)大型重機などによる転圧は、管上60cm以上となってから行ってください。 (D)


接続方法
ネジ込み式継手(W-100~W-350)
[1] 継手
[2] パッキン(無孔管用の場合は納入時に装着しております。)

1.本管に継手の 1/2の長さの位置に印をつけます。

2.継手を回転して、ネジ込み管端が出る迄ネジ込みます 。

3.接続する管を付き合せ、合せ部端面の波が合う様にします。
4.継手を逆回転させ印を出します。

ボルト締め式継手
[1] 継手
[2] 止水パッキン
[3] ボルト
[4] クリヤーシート
※有孔管用には[2][4]がありません。

1.継手に止水パッキンを敷き管端を継手の1/2ずつかけます。接続箇所に隙間が出来る場合は、接続しようとする管を回転させて隙間をなくします。

2. 止水パッキンを管に巻き付けます。他の1枚の継手を組み合せて両サイドの合せ部の内面にクリヤーシートを上下1/2ずつかかる様に装着します。クリアシートの使用目的は、ボルトで継手を固定する際に、パッキンを挟み込んでしまい、満足な止水効果が得られない為、クリアシートを使用し、パッキンの挟み込みを防止します。

3.ボルト、ナットを平均に締め付けます。(注)有孔管の接続については集水孔を基準にしてください。

軽くて施工が簡単な高性能SLC継手
SLC継手
接合強度が大幅アップ!シングルプレス管のリブ谷部をガラス長繊維でホールドするため密着性が向上し、優れた接合強度を発揮します。

力の源
継手の谷部を連続したガラス長繊維で締め付けるため、管と継手の密着性が高まり、管の抜けに対する挙動を抑制し強固な接合力を確保しました。

施工性
継手の溝部が大きく管への装着が安定し、且つ形状が半円筒状なのでボルト締め作業が容易です。

確実な接合
継手の幅が広く、溝部の面積も大きいので、曲げに対する抜け等の離脱防止の信頼性が向上しています。

